いやな夢を見た・・・

夢を何かに書くと記憶に残って怖いが、
誰かに伝えないと食われそうで怖い
ので書いておく
注意書きとしてはコレは私の夢なので笑えるとこがある
お前それおかしいだろうと
まぁ、自分は悪夢への精一杯の抗いと見てるが(笑)




ある夜、夕飯後一家団欒している時に玄関から物音がする
母が見に行って見ると一通のはがきと謎の日本人形
はがきには「悪魔の人形協会」と書かれており
住所、電話の下に会員募集と書かれている
表にはあて先がかかれていない 押印もされていない
「気味が悪いね」
そういいつつも押印されてないことと時間が時間だけに誰かのいたずらだろうと思いほったらかした
電話等しなかったのはその誰かが来た時とっちめるつもりだったし、
夜も遅かったからだ
次の夜またはがきが届く
次の次の夜も届く




ここでつっこみたかったのは電話しろと
そしてあて先書いてないのにむやみに俺に渡すな夢の母者
さらに言いたいのは 謎の日本人形ずっと置いておくなと




しかし、夢の中なので 夜しか時間がない
夜しかないってことは夜も遅いから電話は明日にしよう
という一般的考えしか出ない
そして一日24時間の内でその場面しか流れないので、
怖い感情が立て続けに襲ってくる
そしてその間犯人は追い詰められてない


そのうち、何日かたった夜
とうとう外の気配を察知し、「今日も来た 今来た」
と、思った
そこで外へ出てみると男の人が一人こちらに歩いてくるではないか
「コイツか」と、思った瞬間彼はこういった
「すいません ○○村へはどうやっていくのですか」
○○村
知らない村の名前だ




夢の中ではちゃんとした漢字だったが実在したらそれこそしんじゃうほど怖いので伏せる




「わかりました、パソコンあるので調べてみますね」
何故か玄関においてあるパソコンで地図を検索する自分
見つけた 確かに北海道だ
しかし、あまりにも遠い
「そこの高速道路で札幌に向ったあと北の方ですね
 ただ、この地図ではあまり詳しくわからないので札幌でまた聞いてください」
「ありがとうございます」
そこでふと思うことがある自分


「あ、そうだ あなたこのはがきの事何かご存じないですか」
と、毎夜届くはがきを見せてみた
いつもならはがきの届く時間に尋ねてきた彼なら何か知ってるかもと思ったからだ
「・・・」
青ざめる彼
と、玄関に放置してた人形が急に動き出し、
人サイズに大きくなって彼に帰れ帰れとジェスチャーする
自分は人形が動き出したことと大きくなったことなどが重なりパニックになって何も言えない
『やっぱりそういう類のものだったのか』とか思うところがあるのは夢の中だからか
パニックになってる自分と冷静に事を見る自分
二人の自分の思いがごちゃ混ぜになって襲ってくるのはとても怖い
「・・・」
彼は急に動き出した人形に動じず、そのまま考え込む
人形はなかなか帰らない彼にだんだんイライラしてきたようだ
顔が日本人形のままだったのが変化していく
「顔怖いから 顔怖くなってるから
 つーか研ナオ○みたいになってるから
 早くもとの顔に戻して 早く!」
人形の表情が変わっていく様を見るのはとても怖かったんだが、
パニックになってるとはいえそりゃないだろ自分
彼は帰れ帰れと人形に追いやられそのまま帰ってしまった


さて 玄関に、自分と急に動き出しサイズのでかくなった人形
これほどの恐怖があろうか
パニックになった自分は人形を靴箱に押し込めた
先ほどの彼が帰ったせいかなんなのかあまり抵抗もせずに入っていった
そして自分は人形の様子が見えないと怖いので靴箱のドアの外側の板を外しておいた
玄関に様子を見に来た母に
「やっぱりあの人形はやばかったんだ
 今自分が靴箱に閉じ込めてるから早く早く連絡を
 そうだ 警察とか どこでもいいから早く!」
早口でそう捲くし立てた
そして母は茶の間に急いで戻った
後姿をみる自分はそれはもう何かわかんないが早くと祈っていた




つーか、この時の台詞って
「しまった! ここは○○だ!」だよなぁ・・・




ふと、靴箱に目をやるとカッター、ナイフ、ドライバー
何故かスプーンにフォーク、箸立てに箸も律儀に入ってある
今は人形が動かないからいいが、動いた時どんなことになるかわからない
そう思った自分はドアを押さえつつ先ほど外した板の間から出せるだけ外にそれらを出した
その時やはり、「こんなことしてたら絶対明日のニュースで狂った人間として報道されるよなぁ」と冷静に見ていた自分もいた
出した なら表現は柔らかいが 掻き出した が似合うような出し方だったのだ
カシャンカシャン
地面に落ちる先の道具たち
掻き出している自分のパニックと冷静に「あーあ やりすぎだろ ソレ」と思ってる自分がいて実に滑稽だった
まぁ、滑稽だと思えどパニックに襲われてる気持ちがあるのですごい怖いんだが・・・


そうこうしてると、ふと人形がいないことに気がつく
そして、地図を探したまま放置していたパソコンがひとりでに再起動を始める
嫌な予感がしつつも画面を見ると
Starting Erika
その後画面に日本人形の顔が80×80サイズでちらほら増え始めた時、自分はふと閃いた
『パソコンから出てこようとしている!?』
そう思ったとき、もうこの靴箱の戸を支えている理由はなくなり、パニックからかそのまま外に出た
いつの間にか外に居て車の支度をしていた父に
「えりかってやつがきたらころして!
 ころして! ころして! お願いだからころして!
 じゃないところされる! ころして!」
何度そう叫んだだろうか
はじめはポカーンと要領を得ない父だったがあまりの自分の必死ぶりに「あ、ああ、わかった」と答えてくれた


そこへ玄関から出てくる着物を着た人
「ぎゃー えりかだころしてー
 ころしてー ころしてー
 おねがいだからー ぎゃー」
とにかく叫んだ
横に居た父は急に家から知らない人が出てきたからだろうか
向かいの家に走って行った
自分はどこかに連絡してくれるものだと思い、ちょっと安心し
「ころすえりかころすやられるまえにやるしぬのはいやだころす(ry」
と自分を奮い立たせるためか表現を変え呟きだした




・・・ここらへん打ってて不安になってくる
あのパニックさを伝えるには些か言葉にとげがありすぎだこの場面




とにもかくにも自分も父のほうへ逃げようと思い人形から目をそらさず歩き出した
「ころすえりかころすやられるまえにやる」
すると、ヤツがこういった
「すいません、おトイレ借りていいですか?」
「やられるまえにころすえりかころす あ、いいですよ
 ころすころされるまえにやる」
「ありがとうございます」
そういってまた家にもどって行った
いなくなった隙に向かいの家に走り出し、玄関を開けた
そこには父が行っているはずだから
と、その玄関を開けている途中不安になった
『もし、向いの家にもアレが届いていたら
 もし、うちより先に届いていたら
 もし、すでに喰われていたら・・・』




ドアが開ききる前に 目を覚ました
あのまま夢を見続けていたらやばすぎと心の底から思ったからだ
目を覚ましたあと、思ったのは尋ねてきた彼は関係者ではないかということ
しかし、彼が解決する前に自分の身の安全は必ずしも保障できなかったなぁということ


それと、なんで前半は今の家で後半は建て替える前の家だったということだ!


書いてたら落ち着いたのでそろそろ寝る
目が覚めた直後は怖すぎで窓ガラスが見れなかったぜ
あと、首のみで振り返るとかできなかった
体ごと振り返ってたよ
どこのゲームの人間だと